すでにイエメンから帰国して4日目。やっと落ち着いて旅のまとめなんかを始められる状態に。今後しばらくは旅のちょっとした模様をこちらのブログに記してゆく予定。
上の写真はカタール航空機内にて。液晶に表示されているのは聖地メッカの方向と距離。飛行中現在位置に続いて頻繁に表示される。ということで、まずは今回のキャリアだったカタール航空についてあれこれ。
搭乗した飛行機は、関空→ドーハ:QR821便・ドーハ→サナア:QR454便・サナア→ドーハ:QR455便・ドーハ→関空:QR820便。スターアライアンスには加盟していないが、UA他、提携先のマイル・プログラムに加算可能で関空〜ドーハ間が 4,924mile 、ドーハ〜サナア間が 824mile で合計 11,496mile の加算。
関空〜ドーハ間はA330-200。全日空とのコードシェア便・2-4-2シート配列・全席スクリーン付(だが、コントローラーが肘掛けから取り外せず、前を向きながら手探りで操作するうちに、コールボタンを押すこと2度...)。プログラム数は豊富でアジア映画だけでも10数本。ただし邦画は1本だけで、往路が「明日(あした)の記憶」、復路が...なんだったか... 所要時間は往路11時間台、復路9時間台。
往路の飛行ルートは北京行きと同じで、島根県から日本海、朝鮮半島を横切って仁川→北京上空。そこから西進して新疆上空。ここからパキスタンへ向けて南西方向へ飛ぶ興味深いコース。ただし全線に渡って夜間飛行。中パ国境周辺の山岳地帯(カラコルム山脈やパミール高原)上空を飛びながら、なにも見えないのは残念なところ。
復路はカタールを夜11時半過ぎに離陸するが、日本時間はすでに5時半。夜明けに向かって飛ぶので夜間飛行は短い。ただし、座席がD席(中央の通路側。なぜかC席は存在せず。帰国のピークは過ぎていたものの、イエメンをはじめ、エジプト・モロッコあたりから戻るツアーが多くて座席も結構埋まっており、窓側の空きはゼロ)。窓からの景色を見ることはなかった。往路よりかなり南側のコースらしい。
その他、カタール航空について。独立航空評価会社 Skytrax の統計で5つ星にランクイン。機材は新しく、食事も個人的には満足。洗面用具他の入ったアメニティ・グッズも配られる。イスラム系ながらアルコールのサービス有。ただし、4便ともビールは冷えておらず。ドーハでの接続の悪さに定評有。しかし、8時間以上のトランジット客には無料のホテルサービス(食事付)があり、ちょっとドーハを観光するのに都合がいいかも。