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なんとなくアジアブログ・流浪的魚::タイバ村
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タイバ村


ワディ・ダハール(ダハール谷)を俯瞰するのであれば、シャムランから谷に入る手前・南東側に位置する岩の断崖が有名なお立ち台で、週末にはサナアなどからピクニックにやってくる家族で大賑わいする場所があるが、今回そちらは無視して谷西側の岩山のてっぺんに広がるタイバ村に登ってみた。

谷から村までは斜面を大きく迂回して登る車道と、斜面を巻いて登る歩道、そして斜面を直登する計3本のルートが存在し、ちょうど谷で出会った警官2人に連れられて直登ルートを息を切らせて登ること30分。この間、ロックパレスを見下ろす斜面を這い上がってゆくので眺めはよいが、急坂で結構キツイ。

岩山上部に出てしまうと、小さな起伏は続くものの概ねフラットな地形。村への入口にあたる南側はややゆるやかだが、東・西・北側はダハール谷を垂直に見おろせる断崖続き。よくもまぁ、こんな所に集落を作ったものだなと思うが、部族抗争が絶えないイエメン山岳部では、ごく普通に岩山の上に要塞のごとく集落が成立しているのを見かける。タイバ村は、さしずめダハール谷の要塞の役割を持っていたらしく、谷を見下ろす崖っぷちには見張り台?の残骸がいくつか現存。

生活に必要な水は? こんな地形だと水の供給が大変そうだが、この村には至る所に井戸があって、覗き込むと満々と水を湛えているのが見える。谷からの標高を考えると、余程深く掘らないと水は湧き出てこないようにも思えるが、しかし、大型機械でボーリングしたような立派な井戸はなく、露天に無造作に口を開けた"穴"といった方がよさそうなものや、断崖の洞窟内にも存在することを考えると、人力で掘れる深さで水が湧き出てくるということか? ちょっと不思議に思う。ちなみに現在は、来た道とは別の歩道脇に、谷からの送水パイプが引かれており、飲用にはこちらを使っているいる模様。

→ワディ・ダハール(タイバ村含む)写真集
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