2006-1-31 07:41:01
Hotel Iveria
カテゴリー:
カフカス(コーカサス)

ある意味、トビリシのシンボルだったHotel Iveria の現在の姿。最初はこの改築中の建物がそのホテルだとは気づかなかった。アブハジア問題で難民キャンプと化していたこのホテル、ベランダに洗濯物が無造作に干され、一部、ブルーシートやベニヤ板が壁面を覆った無惨な姿がweb上やガイドブックに掲載され、グルジア=いまだ不安定な国といったイメージを与えていたように思う。実際、1990年代前半のグルジアは現在のチェチェンのような内戦状態だったが、あれから10年以上経た今も、アブハジア問題とその難民問題は未解決のままだ。
トビリシ市内中心部の一等地にあって、イヤが上にも目立つ存在だった Hotel Iveria からの難民の追い出しは、同様に難民キャンプ化していた Hotel Adjara とともに一年前に行われたそうだ。理由は再開発と首都トビリシのイメージアップを狙っての施策といわれている。
→グルジア・トビリシ写真集
<<ハチャプリ(アチャルリ)
|
グルジア文字 >>